映画は、流行じゃなくそのときの興味で観るタチです。

北陸新幹線が開通して、長野駅も盛り上がっています。私もいつか乗りたいものだと思いながらDVDを借りました。
「新幹線大爆破」(東映)!

高倉健(健さん)が爆弾を仕掛けたため、80㎞を下回ると爆発してしまう新幹線。
汗をかきながら新幹線を操縦する千葉真一(千葉ちゃん)、司令塔で指示を出す宇津井健。
よくできた設定です。

でも、東映のエライところは、新幹線の乗客の中に破水間近の妊婦がいたり、「大阪で降りなければ10兆円がパーになる!」と喚く商社マンがいたり、車内電話に群がり暴動を起こす乗客がいたり、太鼓を打ち鳴らす法華経信者の一団が車両にいたりするところです。
これぞ東映センス。

元JR員だった細君いわく「司令塔はリアル」とのことでした。

================

次のNHK大河ドラマは「真田丸」とのこと。

で、歴史に弱い私は、勉強せねば!とDVDを 借りました。
「真田幸村の謀略」(やっぱり東映)!

勉強になったかというと、うーむ、ノーコメント。

真田昌幸を演じる片岡千恵蔵(御大!)が、萬屋錦之介(錦ちゃん!)の演ずる徳川家康に謀殺されます。
で、復讐心に燃える真田幸村(松方弘樹)。

で、いきなり、ラストシーンです。

真田幸村(松方)が、徳川家康(萬屋)を一騎打ちまで追い詰め・・・、
(おいおい東映、歴史を無視か)
松方の一太刀!
(ま、まさか東映)

萬屋のクビが、真上に10mほど、ビヨーンとバネ仕掛けのように飛びます。暗殺!
(黒ひげ危機一髪みたいですよ)


勉強にはなりませんでしたが、しかし、東映のことがまた好きになりました。
怪演の萬屋錦之助のことも。