先日、里山の食文化(郷土食の加工)を学ぶために長野と新潟の県境の山間地へ行ってきました。
(若い移住者の方々に誘っていただいたのです)
雪がちらちら降る中、
栃の実の加工方法を里山のお年寄りたちに教えてもらったのですが、
生活の中で培った知恵とパワーに驚くばかりでした。
================
================
新聞を読んでいたら流行語大賞の記事。
(毎日新聞)
野球に疎い私には、馴染みのない言葉でした。
また、
日経MJを読んでいたら《ピコ太郎、SNSからブレーク》との記事。
ピコ太郎の「PPAP」という言葉も流行したそうで、流行語大賞のベストテンに選出されました。
(これまた私には馴染みのない言葉でしたが)
ちなみに、そのほかに《トップ10には「聖地巡礼」「トランプ現象」「ゲス不倫」「保育園落ちた日本死ね」「(僕の)アモーレ」「ポケモンGO」「マイナス金利」「盛り土」が選出された》そうです。
================
ピコ太郎なんて知らなかったなあ。
天下のご意見番として知られている大久保ピコ左衛門(大久保彦左衛門)ならよく知っていたのですが。
ピコ太郎は大久保ピコ左衛門一門ですか?
さて、
東映の大久保彦左衛門といえば、月形龍之介です。
大久保彦左衛門(月形龍之介)は徳川家光(北大路欣也)に諫言したご意見番として知られていますが、どの時代でもお年寄りの知恵は大切ですね。
ちなみに月形龍之介は、水戸黄門も演じています。
「水戸黄門」でも、ご老公(月形龍之介)は徳川綱吉(片岡千恵蔵)に諫言します。
さらに、
この映画では、黄門は杖をつきながら歩く老体にもかかわらず、
敵に襲われるや助さん格さんに瞬時に指示を出し・・・、
さらに、杖で若造を叩きのめすのでした。
知恵だけでなく、パワーでも、幕府をささえたのですね。
================
================
話は戻りますが、
知恵とパワーさえあれば里山は、本当は豊かな場所だと思います。
(栃の実の加工の様子)
作業のあと、餅にして食べましたが、そのうまいのなんの!
このような食文化が継承されてゆくことに、あらためて関わっていきたいと思いました。
================
それはそうと、
知恵とパワーを兼ね揃えた「月形龍之介」は、幕府の中枢のような歴史の中心地だけの存在ではありませんよ。
山奥や里のような周辺には、中心よりずーっとたくさんの「月形龍之介」がいる!ということを知った一日です。