厄除け日記 (by Kばやし)

厄除けのように、好きなことを集めて書きます。 30代。 俳号は軽囃子(けいばやし)

カテゴリ: 仕事

数日前のこと。

出張で新潟へ行きました。

景気が悪く厳しい出張になるだろうと、気分は越後に流刑になった親鸞上人のごとし、でした。


タイトなスケジュールだったため急いで移動しました。

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越後の山道を急ぐ私(親鸞)
(映画「白い道」より)


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「白い道」という映画は、三國連太郎が制作した親鸞の半生を描いた作品です。


豪華キャストが揃っていますが、主役の親鸞だけは、無名の中年俳優です。


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お客さんところを訪問。

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上半身裸で商談する私(親鸞)。

商品の特徴を民衆に説いてきました。


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そんなわけで、外に出ていることも多く、更新が疎かになっておりましたが、今後ともお付き合いをお願いします。

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ある老舗のお菓子屋へ、配達にいった日のことです。
そのお菓子屋の奥様(上品!)と雑談をしていると、奥様は趣味でときどき俳句を詠むことがあるのだとか。

実は、私も俳句好きということもあり、奥様の作った俳句を見せていただけることになりました。
思ったとおり、品の良い俳句でしたよ。

そのとき、
俳句はたった17文字ですし、しかも季語を使うという制約があるにもかかわらず人柄が表れてしまうものだなあ、と改めて思いました。
俳句には、個性(俳風)が表れるようですね。

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俳句の同人の集まりは「結社」と呼ばれています。
(怪しげな響きですね)
それなりの規模の結社になると、毎月、同人誌を発行しています。

毎月、同人たちは、同人誌の発行元に投句(自分で作った俳句を郵送)します。
それを代表(ボス)が選句をし、お目に敵った作品だけが同人誌に掲載されるというシステムなのです。

そんなわけで結社ごとにも、俳風というものがある気がします。

もちろん、結社によって掲げる俳句理論(志向)が異なります。
例えば、有名な「花鳥諷詠」なんかは高浜虚子が唱えた理念です。
「人間探求」だったり、「写生」だったり、「叙情」だったり、結社によって良しとするものが違うというのも面白いですね。

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私も、ひょんな縁から俳句の結社に属していたことがあります。
大学を卒業し、まもなく入会することになりました。
しかし、私には甲斐性がないのですよ・・・、半年ほどで投句が滞り、1年で退会をしました。

退会からしばらくして、
再び、ひょんな縁があり、もう一度、同じ俳句の結社に入会したのです。
社会人生活にも慣れてきて、今度は続くだろうと思っての再入会でした。
でも、やっぱり甲斐性がないのですよ・・・、同じように半年ほどで投句が滞り、1年で再び退会することになったのです。

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老舗菓子屋の奥様の俳句を拝見したのをきっかけに、
私が結社に属していたときの同人誌を引っ張り出してみました。

あった、あった、私の名前が。
(「Kばやし」というのが私です)

改めて見返すと、ご高齢の同人の中で私は圧倒的に若かったし見よう見まねの素人だったので、一人だけ俳風が違うんですよ。
代表(ボス)は一人だけ若かった私に気を使ってくれたのでしょう、粗末な私の句を同人誌に載せてくださっていました。

久しぶりに読み返してみると、
第一期(初めて同人になった時期)の俳句は、なんか学生のような若くて甘酸っぱい俳風でしたよ。

お恥ずかしいけれど、ご披露しますと・・・

《ドアノブに瓢箪会社の寮暮らし》
私は、世渡り上手な社会人じゃなかったようです。

《さようなら改札口にからむ蔦》
若々しくて困りますね。以下、そんな俳句をいくつか。

《じゃがいもを嘘ばかりつく口に詰め》

《不如意には慣れてるつもり螢籠》

《夏の風邪ゆであずきの缶耳に当て》

《福の神になりたかったんだ藪枯らし》

当時、会社の帰りに居酒屋に寄って、俳句を作っていました。
締め切りぎりぎりで、苦し紛れに飲みながら俳句をひねり出して投函していたんですよ。 

《マスターの意外な苗字胡瓜もみ》

《スナックのソファで遊ぶ子や驟雨》

《朝寒や空いてる般若湯の瓶》
お酒の俳句が多いですね。

仕事もうまくいかず、ときどき帰省しても当時は不機嫌そうにしていたんでしょうね。 

《ああとだけしか答えずに盆終わる》

《ほおずきや畑の中の祖父の墓》

第二期(退会して、もう一度、同人になった時期)になると、もう少し写実的な俳句を作っていたんじゃないかなあ。
(まったく覚えていませんが)

いまや、俳句を作らずに、「軽囃子」(けいばやし)なんて俳号を作るほうが楽しい始末です。

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2月の末のこと。
めずらしく春めいた日が続いていましたが、その日は雪でした。

私は、その老舗のお菓子屋さんに月末の集金でお伺いしました。
上品な奥様の隣には、社長(ご主人)がいました。

無事にご集金も終え、「ありがとうございます」

すると・・・、
俳句には興味のないはずの社長が、「『雪』で一句できたぞ」

《雪の日に集金にくるバカもいる》

社長「どうだ?」

いやぁ、夫婦でも人それぞれ違う俳風があるものですね。
「花鳥諷詠」というより「人間探求」の名句ということにしておきましょう。 

(おまけ)
http://kebayshi.blog.jp/archives/1023678926.html

http://kebayshi.blog.jp/archives/1031864580.html
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年末商戦が、早くも始まっている様子です。

私の仕事は、葉っぱを売るだけではなく製菓材料の販売もしているのですよ。
配達しながら様子をうかがうと、洋菓子屋さんのクリスマスケーキの予約、和菓子屋さんの正月用の餅の予約はすでに入り始めているようです。
このごろは、
新聞の折り込みチラシで、《おせち予約受付中》という内容のチラシが毎日のように届きます。
おせちの商戦も早くも激烈なようですね。

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ある日の新聞の折り込み広告より。
(あるホテルのおせちのチラシ)

まー、いらないなー。そんなもの食べないね(バッサリ)。

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で、

(新聞の中に見つけた別のチラシ)

むむ!梅宮辰夫!
なんかおせち食べたくなってきたなー、辰っちゃんだしなー。

でも・・・高い・・・。
すみません・・・妻君の目もありますので今回は遠慮します。

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で、
(天龍源一郎引退試合のパンフレットに挟まっていたチラシ)

おせちだ、食べるぞ、バンザーイ!
レボリューション重箱だ、バンザーイ!
迫力の豪華二段重だ、バンザーイ!

妻君には「サプライズ」ということにして内緒で注文しちゃおうかな。
ま、でも、
締切日はまだ先なので、後日、頭を冷やして冷静になってから注文することにしましょうか!

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そして数日後。

いやあ、自分でもビックリするくらい頭が冷えました。
冷えるもんですねー。

なにかと物入りなこのごろ。
今度の正月は田作り(小魚の佃煮)と、なます(大根の酢の物)あたりで冷や水を飲みたいと思います。
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葉っぱの採取でお世話になっている青森(下北半島)に住む方々10名が、長野へ遊びにやってきてくれました。
われわれはホスト役として長野インターそばのホテルに青森10勇士をお迎えし、宴会が行われました。

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宴会のあとのこと。

青森からのお客様のうち、体力の残っている5人が「長野のスナックへ行ってみてぇべ」と言い出したのです。
青森の5勇士は、スナックへ向かう準備を着々としています。

まずい!
われわれの側からも誰か2次会(スナック)に参加する必要があるぞ、「どうする?どうする?」。ということで、白羽の矢が立ったのはなんと私だったのです・・・。
帰る準備をしていた私ですが、兜の緒を締めて、青森の方々の待つズタズタのスナック(2次会会場)へ急いで向かったのでした。

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スナックは、六十路のママが切り盛りしています。

意外なことに先客がいました。
スーツをびしっと着こなす三十路のビジネスマンとビジネスウーマンのグループが、スナックの奥の席に陣取っていたのです。
なんか、いけすかないグループだなー。(私は心の中で呟きました)

スーツを着こなす三十路のグループとは対照的に、青森の民(六十路が中心)はヨレヨレのセーターや色あせたポロシャツに身を包み、入口近辺の席に陣取りました。

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ビジネスマンら若い有象無象(敵陣営)は、スナックの中で、にぎやかにJ-POPとやらを歌っています。



スーツの男たちが大声で歌っているのは、DJ OZMAやゴールデンボンバーの歌でした。 

やっぱり、いけすかねぇなー。(私は心の中で呟きました)

私は、敵陣営の作り出したチャラチャラした雰囲気を変えるのは至難の業だ・・・不可能だ・・・と思いながら、あきらめの気持ちで青森の方々の顔を見ると、「われわれも歌うべ!」と燃えた表情。
青森陣営の「歌うべ!」の決起など知るよしもなく、敵陣営は依然チャラチャラした歌をたたみ掛けて攻勢をかけます。
すると青森陣営も、カラオケの選曲を一斉にし始めたのです。

この対決どうなってしまうのか・・・。
ビジネス陣営と青森陣営。
全面戦争の様相を呈してきたのでした。

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誰が号令をかけたわけでもないのですが、青森陣営は「前戦は吉幾三で固めろ!」と指示があったがごとく、
まず青森5勇士は、敵陣に「吉幾三爆弾」を連続投下したのです。
吉幾三の曲ばかり歌うという戦術は、簡潔に書くと、以下の通りです。


1「ワークマンのCMソング」で笑いを誘い、
2「酒よ」で聴かせ、
3「立佞武多」(たちねぷた)で一気に敵陣に攻め入ったのです。
♪(マイクを持ち、一人が)ヤテマレ!ヤテマレ!♪ (一同)♪ヤテマレ!ヤテマレ!♪ ♪(一人が)ヤテマレ!ヤテマレ!♪ (一同)♪ヤテマレ!ヤテマレ!♪
「ヤテマレ」のコール&レスポンスを繰り返すという攻撃が効きましたね。
完全に戦況はこちらに傾きました。

吉幾三の絨毯爆撃に敵陣営が、戦意を失うと、
青森5勇士の一人がスナックのママに向かって「ママ、一緒に歌うべ?」と言い、
「二輪草」を選曲。
(写真右から:勇士、ママ、ビジネス陣営)

デュエットを歌うことによって青森陣営は姫君(六十路のスナックのママですが・・・)を敵陣営からみごとに救出したのです。
ズタズタのスナックに拍手が響きましたよ。

すると最後に、「トドメはあんたがつけなさい」とばかりに私にマイクがまわってきたのです。
私は「お任せ下さりませ」と、
「リンゴ追分」(美空ひばり)を選曲。

「リンゴ追分」は青森を舞台にした曲です。

夢中で歌うと青森5勇士から「いい歌を選ぶじゃないの」と喝采を頂戴しました。

上記の徹底した戦略により、チャラチャラ軍団は撤退。
降伏文書に調印をさせ、青森陣営は勝利を飾ったのです。

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5勇士は、青森へ来たら酒や肴でご馳走するよと私に約束をし、「そろそろ帰るべ!」と言い言いしはじめました。
「ママ、タクスー呼んで」

私は、きちんと戦略を立て、能力のある人々が力を合わせれば、どんなに難攻不落に見える城だって落とすことができるんだということを知りました。
困難な状況でもあきらめてはいけませんね。

こうしてスナックで凱歌を揚げた痛快な夜はふけていったのです。



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会社の朝礼の際、「ラジオ体操」をすることになりました。
いままでは、連絡を伝達することが目的の朝礼でしたが、女性従業員の要望でラジオ体操を始めることになりました。

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映画の中に、「ラジオ体操」のシーンが出てくる傑作といえば、もちろん「県警対組織暴力」(東映)でしょう。
監督、深作欣二・脚本、笠原和夫・主演、菅原文太のゴールデントライアングルです。

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「県警対組織暴力」は、「警察映画」なのか「ヤクザ映画」なのか。どっちだと思います?
主演の菅原文太は、刑事役なので「警察映画」なんでしょうか。

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オープニングのシーンでいきなり。
ヤクザたちにコップ酒片手に近づく刑事は、菅原文太です。刑事の文太は、ヤクザに拳銃を突きつけ、蹴り飛ばしピンタをして、「ああ!コラぁ!銭置いていけよ!こらぁバカタレ!銭も置いていけよ!はよ、行けや!」とヤクザを脅すのです。
ここで、警察もヤクザみたいなものだと分かります。

菅原文太(刑事)「警察官になったのはのう、ピストル持ちたかったからじゃ」
なんてセリフもあります。

東映の岡田茂社長のゴシップについて。
「仁義なき戦い」(ヤクザ映画)を大ヒットさせた東映。
日下部五郎プロデューサーいわく《岡田茂社長が大阪府警に呼ばれて、ヒットした金が組に流れているんじゃないかと絞られたんだね。プライドの高い岡田さんは「警察をやっつける映画を作ろうや」と言い出してね》(「シネマの極道」より)
《ヤクザ映画を圧迫する警察の圧力にムシャクシャした岡田社長が便所の中で思いついたのが本作のタイトルである。岡田は日下部五朗に「この題で撮れい、撮ったれい!」と広島弁で息巻いていたいわれる》(ウィキペディアより)
それで、笠原和夫は取材に基づき、ヤクザから接待を受けたり金銭授受のある刑事(文太)を主演にした脚本を書いたのでした。

というわけで、やっぱり「ヤクザ映画」ですね。

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かつては、
《千恵蔵御大が扮する多羅尾伴内が撃つピストルなんかは、警察が貸してくれていたものだ。勿論、警官の立ち会いがついて、/やはり迫力があった。やくざも警察も映画屋に劣らずのんきだったのだ。》(「シネマの極道」より)
警察と良好な関係のときもあったのですが。

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「県警対組織暴力」のあらすじについて。
ヤクザと警察署は、深く結びついていました。ヤクザが警官に家を建ててやるほど。
特に、文太(刑事)は、松方弘樹(ヤクザ)と友情で結びついてもいました。
そんな警察署に、県警本部から梅宮辰夫(若手エリート)がやってきます。梅宮はヤクザとの交際を一切禁止するのです。
梅宮は、ベテラン刑事を退職に追いやります。また、ヤクザに強引な取り締まりをゴリゴリやります。
多くの血が流れ、多くのヤクザが死んでいきました。

梅宮の取締の結果、ヤクザの抗争の原因となっていた海沿いの広大な土地は石油会社のモノとなります――。

エンディングのシーンで、梅宮は警察を辞め、石油会社に天下ったということが分かるのです。
一方の菅原文太は、派出所に左遷され、夜中に謎の事故死をとげるのですよ・・・。

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この映画の秀逸なシーンについて。
(1)梅宮辰夫(エリート警部補)が忘年会の席で、刃向かってきたベテラン刑事を、柔道仕込みのキレイな払い腰でポーンと投げ飛ばすシーン。
体育会系のエリートって嫌らしいなー、と思わせます。

(2)石油会社のエリートサラリーマンになった梅宮辰夫は、オフィスで「今日も元気に体操しよう!」と部下たちと朝の《ラジオ体操》をするシーン。
多くの血が流れたことも忘れ、さわやかに。(「悪」は、見えづらいものです)

(3)「綿密に取材をした上でのフィクションである」というオープニングのテロップ。 

(東映のけんか腰、を感じます)

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この映画の秀逸なセリフについて。
(1)
金子信夫(市議会議員)「サカズキ残っとるんど!なにを言うね!」
ときには市会議員の権威を振り回し、ときにはヤクザとの関係を振り回します。

(2)
梅宮辰夫「暴力団との私的交際はやめてもらいたい」
菅原文太「極道をやる(逮捕する)なら極道まで墜ちにゃいかんのじゃ」

(3)
菅原文太「(戦後)天皇陛下からガキまで横流しの米を食ろうて生きてきたんど!その罪を清算してからうまい飯食うてみいや!」
梅宮辰夫「君は自分が警察官だというのを忘れてるんじゃないだろうね!」

(4)
松方弘樹「裸で鍋に入れて街中をチンチン回しにしちゃるからな!」

(おまけ)
松方弘樹「どう!どう!どう!どう!」

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梅宮辰夫は、天下り先の石油会社で何食わぬ顔で《ラジオ体操》をするのです。

私の会社では、《ラジオ体操》をしていても、物騒なことはなにもありませんよ!

いざ《ラジオ体操》をやってみると、体がボキボキボキボキ。
日常生活では、決まり切った動きしかしていないんですね。
頭もスッキリ。
やってみると良いものですね。
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