厄除け日記 (by Kばやし)

厄除けのように、好きなことを集めて書きます。 30代。 俳号は軽囃子(けいばやし)

カテゴリ: ラジオ

ユーチューブでときどき落語を聴きます。

音楽と違って落語はストーリーなので、集中して聴く必要があります。

落語を聴くことは無心になるのと似ていて、聴き終わったあと頭がすっきりするような気がします。


このごろは、家事をしながら聴いています。

座禅のようなものでしょうか。


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句友の(句友と呼ぶには畏れ多いのですが)Kぼさんから、日経新聞の切り抜きをいただきました。


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「永六輔さんの声」という題の、松浦寿輝のエッセイ。

私は、松浦寿輝の本を続けて読んでいた時期がありました。また、永さんのラジオ番組は欠かさず聴いていました。

なので、松浦寿輝と永六輔の取り合わせに「おっ」と思ったのです。


記事を要約すると、

松浦寿輝は高校生のころ永さんのラジオ番組のリスナーでした。

そのときの永さんの印象というのは、東京の下町によくいるオジサン。

具体的には《頭の回転が滅法速く、ちょっぴりおっちょこちょいで、お上の権力を嫌い、自己主張が強くて大きな声で喋り、涙もろく、人が好きで、人に好かれて、面倒見がよく、ただし案外偏屈なとこもあって何かというとへそを曲げ、しかしたちまち機嫌を直す》というもの。

しかし、松浦寿輝は思春期を過ぎたころから、《永六輔の喋りの灰汁の強さ、自己顕示欲、独り善がりが少々鼻につくようになり、何となく敬遠するようになった》のだとか。


分かるなあ。

私も永さんを知ったばかりのころの印象は悪く、松浦寿輝が永さんを敬遠したのと同じように思っていました。

(対照的に、小沢昭一さんには心酔していました。)


しかし、

あるときから私は、永さんのラジオ番組はどの番組よりも面白いと思うようになりました。

それは、永さんがパーキンソン病になってから。

呂律が回らなくなり、声が聞き取りづらくなった永さん。

あるときは、呂律が回らず番組内で発声練習をしたり、別の週には入院してしまい入院先の病院から電話で出演したり、さらに別の週には転倒して骨折してしまい車イスでスタジオに来たり。

毎週、心配でラジオをつけるという番組でした。

永さんは老いていく姿をさらすのですが、苦しみをポジティブに語り、ネタに変えていく姿勢というか覚悟が、凄かった。

言葉数は減りましたが、スタジオにいることが生きていることだったんですよね。


松浦寿輝のエッセイの後半は、晩年の永さんの声について書かれています。

晩年、永さんは、久米宏のラジオ番組に出演しインタビューを受けました。

その番組内で永さんは、立て板に水のように喋っていた若いころの自分の声を聴き、「中華鍋で炒めたようなイヤな声」と言います。

本当は「いい水を鉄瓶に入れ、ポコポコっと沸いてくるような白湯のような声」で話したかったと言うのです。

それを受けて、松浦は、

《わたし(※松浦寿輝)は「油で炒めたような声」に少々辟易し、永六輔から距離をおくようになっていったわけだ。永さん自身も若いころの自分の喋りに対し同じような感想をもらし、言葉が出にくくなってきた今の自分の喋り方がむしろ優っているのではないかという強気の感想を語っている。老人永六輔の、綺麗な白湯がポコポコ沸いてくるような語りをわたしはもっともっと聴きたかった。無念でならない。》


松浦寿輝と永さんのラジオ番組をとおして繋がっていたこと、また、永さんに対して同じ気持ちを共有していたことに嬉しくなりました。

(それはそうと、松浦寿輝が永さんのリスナーだったというのが、ものすごく意外でした。)


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ところで、

AMラジオ好きと、落語好きは重なっているような気がします。

AMラジオのパーソナリティである(であった)小沢昭一、毒蝮三太夫、大沢悠里、久米宏、高田文夫、伊集院光、爆笑問題なんかは落語ファン。なので、どうしてもリスナーはその影響を受けてしまうんじゃないでしょうか。

もちろん永さんも落語好きで、実家のお寺で寄席を主催していたほどです。


そうそう、

月曜日から金曜日の朝、NHKラジオ第一で放送されている「すっぴん」も、柳家喬太郎が出演するなど落語に縁のある番組です。

ちなみに、この番組の進行を務める藤井彩子アナウンサーは落語家の妻で、夫は古今亭菊之丞です。

しなしなしている菊之丞と、つんつんしている藤井さんが夫婦だなんて分からないものですね。


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話は変わりますが、

先週、長野落語会というイベントに誘われて出かけました。

何十年も続く歴史ある落語会なのだとか。

出演者は、三遊亭小遊三と、藤井さんの夫である古今亭菊之丞。


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小遊三は「替わり目」、菊之丞は「愛宕山」でした。

菊之丞さんは声や様子が華やかで、楽しく「愛宕山」を聴いていました。

奥様の勤務先であるNHKの発祥の地が東京の愛宕山だから「愛宕山」を演じた、というわけではないと思いますが、ここでもラジオと落語の不思議な縁を感じていました。


久しぶりにライブで落語を聴きました。

終演後、三々五々闇夜に散らばっていく観客の一人として、夜道を歩いている時間がとてもとても懐かしかった。


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実は、

日経新聞のエッセイを書いた松浦寿輝は、NHKラジオ第1で「ミュージック・イン・ブック」という番組のパーソナリティを務めているのですよ。

めずらしい音楽と本にまつわる話を聴きたいときは、「ミュージック・イン・ブック」がおすすめです。


そういえば、

松浦寿輝は、「白湯がポコポコ沸いてくるように」語る人だと気がつきました。

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スマホのアプリである「radikoプレミアム」と「らじるらじる」について紹介します。 



「radikoプレミアム」はほぼ全ての日本中の民放ラジオ番組を、1週間前までさかのぼっていつでも聴くことのできるというアプリ。

「らじるらじる」は、そのNHKバージョンです。


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この「radikoプレミアム」で、毎週欠かさず聴いている番組は、TBSラジオの「久米宏 ラジオなんですけど」です。


話は変わりますが、

最近、「久米宏です。ニュースステーションはザベストテンだった」という本を読みました。


一言でいうと、非常に面白い自伝でした。


印象に残ったのは、

久米宏はテレビ番組にかかわる際、「テレビで表現できることは何か」だとか、そもそも「テレビはどういうメディアか」という基本的なことを、ことあるごとに問うていることです。

で、

テレビと同様に、「久米宏 ラジオなんですけど」を聴いていると「ラジオとは何か」ということを常に自問しているということが伝わってきます。

「ラジオでできること」のフロンティアのようなこの番組をどうしたって応援してしまうのです。


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また、

例えば、このアプリを用いることで、日本映画界のゴシップを仕入れることもできます。 


今週、TBSラジオの「伊集院光とラジオと」という番組に宝田明が出演していたということに気づき、さかのぼってこの日の放送を聴いてみることにしました。


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宝田明は東宝の俳優でした。

東宝の先輩には、森繁久彌と三船敏郎がいますね。


戦時中、森繁は、満州でアナウンサーをしていたというのはわりと有名な話です。

宝田明いわく、

その満州で、森繁は甘粕大佐に呼び出されたといいます。

軍刀を腰に差した男たちに囲まれ、突然「なにかおもしろい話をしろ」と命じられたのだとか。

そこで森繁は「ひとつ、猥談でも」と、得意の猥談を語り、甘粕大佐に絶賛されたそうです。


実は、三船敏郎も宝田明も満州引き揚げ組です。

そんなわけで、森繁、三船、宝田は中国語を少し話せたのだとか。


東宝の撮影所でのこと。もちろん多くの女優が、この撮影所の中を歩いています。

彼女たちを眺めながら、森繁、三船、宝田の3人は、片言の中国語を用い「おっぱいが大きい」だの「おっぱいが小さい」だのと言い言いしていたそうです。

最高ですね。

で、「司葉子に、あなたたちの前を通るのはイヤと言われましたねぇ」と宝田。


そんな話のあとに、

宝田は、満州でソ連兵に腹を撃たれて鉛の弾を腹中から取り出した話や、兄弟と生き別れになった話などもしてくれました。

(映画「放浪記」で、監督の成瀬巳喜夫と高峰秀子にしぼられたという話も面白かったので、また後日)


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で、

NHKラジオでは「すっぴん」を愛聴しています。

その中で、今週は特別企画として「うしろむき川柳」というコーナーが放送されました。 


ネガティブでありながらユーモアのある川柳をリスナーから募集するというもの。

選者は辛酸なめ子です。


面白かった「うしろむき川柳」をいくつか紹介します。


《鼻につくあいつの肩書きCEO》


《公園で野犬が自分にロックオン》


《ほうじ茶を弁当箱のフタで飲む》


《妹に外で他人のふりされる》


《打ち明ける祖母の相手は庭の猿》


《おばあちゃん栗せんべいはもういいよ》


《玄関で空気清浄即作動》


《助手席に香水かけて車検出す》


《校長が話し出したらハウリング》


《カップルの手つなぎめがけてゴールイン》


パーソナリティであるお笑いコンビ麒麟の川島明も川柳を自作したそうです。

それはこちらの2句。


《休み時間寝てるふりして地獄耳》


《消しゴムを落とした言えずに指で消す》


学生時代の屈折を詠んだんだとか。


私もメールで投稿しようと思い、「うしろむき川柳」を自作しました。

(ただ、仕事中だったためパソコンに向かう時間がなく投稿できずじまいでした・・・・・・)

ちなみに私の作品は、こちらの3句。


《重役の眼鏡のツルのセロテープ》


《名刀を収めるときに指挟む》


《托鉢の僧ハロウィンに飲み込まれ》


自信作を投稿できなかったことが悔やまれます。


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だいぶ前のこと。

文化放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(アシスタントは光浦靖子)という番組で、「エロ川柳」を募集していたことがありました。

昼間の番組にもかかわらずけっこうエゲツない作品が集まったようです。


こちらの「エロ川柳」には、投稿しました。

ちなみに私の投稿した作品はこちら。


《お地蔵さんいい子いい子をしてあげる》


結果は、

放送で読んでもらえませんでした・・・。

ま、文学的すぎましたかね。

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ラジオファンとして、「民放ラジオ101局特別番組 WE LOVE RADIO」という番組を聴きました。
山下達郎と星野源が「ラジオ愛」を語り合うという内容。
山下達郎のラジオ番組はときどき流して聴くことがあります。

星野源のラジオ番組は聴いたことなかったけれど、彼は昔からAMラジオのファンだったとのこと。
そんなわけで、なんとなく近しく感じました。

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ところで、先週末のこと。
あてもなくドライブをしていると、長野と新潟の県境にある栄村に到着してしまいました。
はるばる栄村にやってきたものの、行き当たりばったりのためどこで時間を潰せばよいのか決めていませんでした。
そんなわけで、とりあえず道の駅に寄り情報収集したのでした。

すると栄村には、
「栄村国際絵手紙カプセル館」という施設があるとのこと。
どういうわけか「絵手紙の村」ということで村おこしをしているのだそうです。
絵手紙ねえ。
相田みつを風のふにゃふにゃした絵と文字で、「~だもの」というか、「~なんだな」みたいなことが書かれている絵手紙ねえ。
そんな絵手紙ばかりの美術館ねえ。
うーむ。
今回は縁がなかった、ということで。
(キッパリ!)

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なわけで、
栄村にある日帰り温泉を探しました。
「北野天満温泉」という日帰り入浴施設がありました。
栄村には北野天満宮があるそうで、そのすぐそばにある入浴施設。
栄村のホームページによると、
《平安時代の学者で政治家であった菅原道真は「学問の神様」としても知られる。その死後菅原道真を祭り、できたのが京都にある北野天満宮。この流れをくむ神社。開基は994年といわれ、菅原道真を祭った天満宮は全国各地にあるが、栄村の北野天満宮はこの地方唯一のもので、合格祈願の神社として人気があります。》

私自身、このごろ頭がボンヤリしており、また、物忘れもひどいので菅原道真にあやかって、いっちょ脳内の心機一転を試みるか、と北野天満温泉に入湯しました。
いい湯でした。
で、
おみやげは、
「学問せんべい」
(買いませんでしたが)

入浴施設の裏には、
「学問の橋」

吊り橋を渡ると、頭が明晰になったような気分になるという効能あり。
吊り橋を渡ると、
その先に、北野天満宮があります。
あまりの雪に、鳥居の内側に入れませんでした。
お賽銭は勘弁してもらって、鳥居の外側から、あれこれ祈願して帰りました。

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ある日。
新聞の投稿コーナーを読んでいました。
すると、
こんな絵手紙が掲載されていました。
星野源さん???
ずっと応援していきます???

目をパチパチさせてもう一度見直したものの・・・、
やっぱりこれが、
星野源さん???

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この絵手紙を拝見し、
相田みつをの詩を思い出した私。

《トマトにねぇ
いくら肥料をやったってさ
メロンにはならねんだなあ
みつを》

で、
私も詩作を試みました。

《絵手紙にねぇ
いくら目をこらしてもさ
星野源にならねんだなあ
Kばやし》



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